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臨床工学技士blog

臨床工学技士である管理者が、知識の整理も兼ねてですが、主に臨床工学に関する情報をアップしていきたいと思っています。

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心臓の解剖


心臓を正面から見た図



右心房(RA)には上大静脈(SVC)と下大静脈(IVC)か開口しています

黄土色っぽい部分がSVC-RA-IVCにあたります

正面の水色は右心室(RV)+肺動脈(PA)になります

左心室(LV)は正面からは見えません

つまり...心臓を正面(AP-view)から見た場合、右心室が左心室の手前にあるという事です

これは例えば、右脚ブロック(RBBB)の心電図で胸部誘導であるV1,V2誘導はどんな波形になるか理解する上で役に立ちます

その前に、心電図を理解する上での大原則


電極に向かって興奮が進むとき、波形は上向きになります

電極に向かって興奮が遠ざかるとき、波形は下向きになります


右脚ブロックの時は、最初に左脚から左心室が興奮して、そのあとで右心室が興奮します

つまり左心室⇒右心室の向きに興奮が進みます

言い換えると心臓の後(左心室)⇒前(右心室)に興奮が進みます

後から前に興奮が進む...っていうことは心臓の前に貼ってある誘導であるV1,V2に向かって進む訳ですよね

だから右脚ブロックではV1,V2で波形は上を向くのです

右脚ブロックだからV1,V2は上を向くではなく、もう一歩踏み込んで

右脚ブロックでは興奮は左心室(後)から右心室(前)に向かって進むのでV1,V2は上を向くんだと

こうやって覚えておくと後々忘れないんですよね

右脚ブロックの時の心電図の特徴を丸暗記するより効率的かなと思っています

応用も効きますしね

私は暗記するのは大嫌いで、なんでそうなるのか?なぜ?どうして?を常日頃から意識しています

では左脚ブロックの時のV1,V2誘導は上向き?下向き?

簡単ですよね
左脚ブロック⇒左脚がブロックされているので左心室に興奮が伝わらない⇒右脚は正常なのでまず右心室が興奮⇒右心室の刺激が順ぐり順ぐり左心室に向かって進み左心室が興奮する

興奮の進む向きは右心室⇒左心室
言い換えると心臓の前⇒後
心臓の前に貼ってあるV1,V2から見ると前⇒後...なので興奮は遠ざかっていく
遠ざかっていくので波形は下向きに振れる

他にもPCVの起源WPWのAccessary Pathwayの部位を推定する上でも役に立ちますね

赤色は大動脈(Aorta)
桃色?は左心房(LA)-肺静脈(PV)となります

心臓を真後から見た図



色はAP-Viewと同じく
・黄土色⇒SVC-RA-IVC
・水色⇒RV-PA(PAが左右に分岐する部分が見えています、RVは正面にあるのでPA-viewでは見にくい)
・桃色⇒LA-PV(PVは肺静脈で上下左右に計4本ありますね)
・赤色⇒LV-Aorta
・紫色⇒食道

図を見て頂ければ一目瞭然ですが左心房(LA)は心臓の真後にベッタリくっついております
左心房って心臓の左側にあるものだと思い込んでいる方も多いかもしれませんが、心臓の真後にあるんですね

そして左心室が右心室の後にある事も一目瞭然ですよね


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  1. 2011/11/21(月) 19:11:22|
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