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臨床工学技士blog

臨床工学技士である管理者が、知識の整理も兼ねてですが、主に臨床工学に関する情報をアップしていきたいと思っています。

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生体情報モニターのアラームの信頼性

 
今日は午後から生体情報モニター関連の勉強会に参加してきました

 タイトルの通り、皆さんは生体情報モニターのアラームをどれ位信頼していますか?

 生体情報モニターとは、心電図や呼吸波形、脈拍、血圧、経皮的動脈血酸素飽和度等の数値を監視して異常時にはアラームで知らせてくれる装置です

 アラームにもいくつか種類があります


1、不整脈の発生に伴い心電図波形の異常を知らせるアラーム
  ⇒不整脈アラーム

2、血圧や心拍数などの患者自身の測定値を数値の異常として知らせるアラーム
  ⇒上下限アラーム

3、電極確認、プローブ確認、電波切れetc...
  ⇒テクニカルアラーム

4、モニターの誤認識による、本来鳴る必要のない不整脈を伴わないアラーム
  ⇒ミスアラーム



 このミスアラーム、実際の不整脈発生の場合よりも高頻度で鳴っているそうです
 
 モニターに限らず人工呼吸器のアラームにも当てはまるのですが、よくオオカミ少年という表現が使用されていますね

 要するに特定の患者さんで、いつもミスアラームが鳴っている場合、仮にVTやVFが起きてアラームが鳴っていてる場合であっても、いつものミスアラームが鳴っていると思い込んで見過ごしてしまう...という喩えである

 実際にとある施設で調査した結果ですが、アラームが鳴った回数(不整脈アラーム)が約8000回に対し、正しく不整脈と判定されていた回数は3200回、判定間違い(ミスアラーム)であった回数は約4800回だったそうです

 つまり不整脈アラームの6割がオオカミ少年状態なのです
 
 これは恐らく他施設であっても当てはまるのではないでしょうか

 6割が嘘なのだから、これでモニターの不整脈アラームを信頼しろというのも如何なものかと思います

 ではどうするのか?という事ですが

 心電図に関しては電極装着の問題が大きいそうです(私の経験上からもほとんどがこれ)

 装着部位やリード線、電極の状態、錆の有無、一般的に言われている事ですね

 理想的には電極は毎日交換するのが望ましいそうですが、そこまでしなくても「電極確認」、「ノイズ」のテクニカルアラームが頻発する場合は交換した方が良いと思います

 もちろん一度はがした電極は再使用禁止です


 モニターのアラームを信頼する為のポイントとしては


1、発生するアラーム総数を減らすこと

2、ミスアラームを減らすこと


 これによりアラーム見逃しによる事故防止につながるのではないでしょうか

 

 
 

 



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  1. 2011/11/20(日) 19:15:08|
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  1. 2011/12/06(火) 20:39:36 |
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