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臨床工学技士blog

臨床工学技士である管理者が、知識の整理も兼ねてですが、主に臨床工学に関する情報をアップしていきたいと思っています。

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急性血液浄化座療法談話会


今日は午後から急性血液浄化療法の談話会に出席してきました

近隣の県の臨床工学技士や医師が数多く出席されており活発な意見交換もあり大変勉強になりました

ちょっと用語の整理をしてみました

持続的腎代替療法(CRRT:Continuous Renal Replacement Therapy)の種類

・持続的血液透析(CHD:Continuous Hemodialysis、CVVHD)
・持続的血液濾過(CHF:Continuous Hemofiltration、CVVH)
・持続的血液濾過透析(CHDF:Continuous Hemodiafiltration、CVVHDF)

CVVHD、CVVH、CVVHDFは送返血ルートによる療法分類であるが、現在では多くの場合が静脈脱血-静脈送血(veno-venous)方式である為、この表記は差し控えることが望ましい

・high volume CHF(high volume Continuous Hemofiltration)
・high flow CHD(high flow Continuous Hemodialysis)
・high volume CHDF(high volume Continuous Hemodiafiltration)
・high flow CHDF(high flow Continuous Hemodiafiltration)
・high flow-volume CHDF(high flow-volume Continuous Hemodiafiltration)

濾過”を増加させる場合は“high volume”の用語を用いる
透析液流量”を増加させる場合は“high flow”の用語を用いる




当院では旭化成クラレメディカルのACH-10及びACH-Σを使用してCRRTを施行しております





主に集中治療室(ICU、CCU)で我々臨床工学技士がプライミング、開始、返血操作等を行い管理しておりますが、定期的なバイタルサインや回路内圧等の数値に関しては看護師の方で拾ってチャートに記載してくれていますので我々はそれを見て継時的変化を追っています

CRRTを管理する上で遭遇する頻度が高い問題は以下の2つではないでしょうか

・回路凝固の指標、対策
・バスキュラーアクセス管理、脱血不良対策

私の経験上ですが、数値の継時的変化だけ追っていても回路内凝固を発見できない事も多く、やはり“目視による確認”が重要ではないかと考えております

効率的で安全なCRRT施行にはhemofilter及び回路を48~72時間以内に交換する事が望ましいかと思いますが

もちろんCHFとCHDではCHDが優位に回路寿命が長くなるという報告もありますし(当然と言えば当然ですが...)CRRTの種類も考慮すべきでしょう

また、短時間で頻回に回路凝固を繰り返す症例もあるかと思います

回路凝固対策ですが、凝固部位によって考える必要性があります

血流が最もよどむエアトラップ部に凝固はなくてhemofilterのみ著明に凝固している場合はhemofilter側に問題がある場合が多いので、この様な場合があり得る事を考慮するとやはり2種類以のhemofilter、違う膜素材のhemofilterを準備すべきと考えます

hemofilterのlifetimeに関する報告として...

・血流量が低いと動静脈圧較差が小さく、TMPが高くなるので、homofilter内部の血流不均等が著しくなって透水性能の負担が増加する結果、lifetimeが短くなる

・QB30ml/minでは80ml/minや130ml/minと比較して有意にlifetimeが短くなる
 QB80ml/minと80ml/minではそれ程変わらなかった

“クリアランスを構成する因子間において、クリアランスは最も低い値を超える事はない”のでCHDFにおいてクリアランスを規定する因子は透析液流量と濾過流量に依存する。血流量を80ml/min以上にする目的はhemofilterのlifetimeを稼ぐ為である

・濾過流量が多い方がlifetimeは短くなる
 特にCHシリーズでその傾向は強い傾向がある


























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  1. 2011/11/26(土) 23:50:45|
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