とある人工呼吸セミナーでの一コマ
ザックリいきますので細かい部分は気にしないで下さい
人工呼吸管理中のとある患者さんのBGA date
PH 7.36
HCO3- 34
PaCO2 65
PH7.36は正常範囲ギリギリ
酸であるCO2が高値を示しているのが
代謝性代償でHCO3-が高値となっておりPHは正常範囲に維持されている
この場合はPaCO2を正常範囲にもっていくのではなくある程度高値でcontrolする
PH 7.20
HCO3- 28
PaCO2 65
PH7.20はAcidosis
酸であるCO2が高値を示しているので呼吸性Acidosis
この場合は分時換気量を上げてPaCO2を下げる
さて、次は...
PH 7.48
HCO3- 45
PaCO2 65
PaCO2は高値を示していますね
皆さんだったらどうしますか?
一回換気量もしくは呼吸回数を上げてPaCO2を下げますか?
この場合は代謝性Alkalosisの呼吸性代償なのでPaCO2が高値を示していても様子を見るべきです
PaCO2だけに注目して分時換気量を稼ごうとするとPH7.5↑となり危険な状態を招きかねません
PaCO2が同じ65mmHgであってもいろいろ考えないといけませんね
まとめると
重要なのはPHであって我々はPH7.4のホメオスタシスを維持する為のPaCO2を呼吸でcontrolしている
と言えます
必ずしもPaCO2は正常範囲にもっていく必要性はないという事ですね
- 2011/11/23(水) 08:50:44|
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http://ceccm.jimdo.com/~上記HPより引用~
ついに開催が決定! やります!「CECCMウインターセミナー2011」
今回のテーマは「日常の疑問をみんなで解決しよう!」です。皆さんが日々仕事の中で疑問に思ったこと、今更聞けないあんな事・こんな事、他の施設ではどんな手技でやっているのだろうと思うことがあると思います。そんな疑問を解決しませんか?今回のセミナーの質問者・回答者は参加される皆様です。奮ってご参加ください。
質問の内容に関しては小児から成人まで、救急・集中治療や人工呼吸療法、補助循環、血液浄化療法など日常の疑問・質問を受け付けます。
このホームページ上で事前登録と並行して質問も受け付けておりますので、皆さんの参加を心よりお待ち申し上げております。
CE Critical Care Meetingとは? 我々は2004年より臨床工学技士意見交換会として、救急・集中治療領域で業務を行う臨床工学技士を中心に毎年、特別講演やワークショップなどの開催を中心に活動をおこなって参りました。そして2010年度より、公益性の高い運営をおこなうべくCE Critical Care Meeting(シーイー・クリティカル・ケア・ミーティング 略称:CECCM)への名称変更とともに本格的な研究会として活動を開始いたしました。
本会はCritical Care領域における様々な急性疾患・重症病態に対するArtificial supportを中心とした臨床工学技士にとって必要な話題を取り上げ、個々の病態や治療法、さらには全身管理など集学的管理の知識向上を図ることを目的としております。本会設立当初よりのモットーとして、話を聞くだけでなく互いに意見を出し合えるような会となるようこころがけて参りました。さらに集中治療に携わる臨床工学技士のみならず、興味をもっている技士の方々にも参加していただき、技士間・施設間交流を図り更なる発展をめざしていきたいと考えております。
CE-NETWORKでも同様の案内が出ていたので情報としては知っていましたが
面白そうな内容ですね~
残念ながら参加はできませんが
- 2011/11/20(日) 09:50:54|
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